目に見えないものを大切に。

私たちの店は、今から48年前先代がこの地に、「桂山陶器」を開業したところからはじまります。
その「桂山」という屋号は、100年以上前、現在の土岐市下石町に、和田桂次郎が開窯した「桂山窯」が由来です。
また、菓子の製造の起源をさかのぼれば、大正時代に小島兼重とその妻玉雄が名古屋市東区で営んでいた「和泉屋菓舗」にたどり着きます。

明治、大正、昭和、平成、令和と思いがひきつがれ、細々ながらこの店を続けてこられたことはありがたいことです。

羊の雲の過ぎるとき
蒸気の雲が飛ぶ毎に
空よ おまえの散らすのは
白い しいろい 綿の列
空よ おまえの散らすのは 
白い しいろい 綿の列

詩 「雲の祭日」立原道造

早朝、東の空を眺めると、時折この詩を思い浮かべます。

これからも今日一日、今日一日を大切に。
お客様に喜んでいただけますように。